屋根塗装の耐久年数や基本知識・チェックポイントを徹底解説!

普段あまり見ることのない自宅の屋根。外壁の劣化ばかり気にしているのは危険です。
そろそろ塗り替えの時期だと感じたら屋根もメンテナンス時期かもしれません。
今回の記事を読むことで、屋根塗装のシリコン・フッ素の耐久年数や失敗しないためのチェックポイントを知ることができます。
まずは屋根塗装の必要性を分かりやすくご説明します。

なぜ屋根塗装は必要なのか

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実は屋根は外壁よりも劣化が早い場合が多いんです!

皆様を雨風から守ってくれている屋根。
ですがその代償は大きく、1年中常に太陽からの紫外線や雨や雪にさらされており外壁よりも少し劣化の進行が早いのです。

外壁に色あせやチョーキング現象(白い粉が出る)が見えてきたときには、その少し前から屋根は塗り替えの時期が来ている場合も多いのです。

屋根はご自身で上ることは非常に危険なので調査は業者に頼みましょう。写真などでしっかりと確認することができます。

塗装が必要な屋根・必要のない屋根

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屋根には種類が多く
塗装が必要な屋根と塗装しなくても良い屋根があります!
タイプ別にご紹介★

定期的に塗り替えが必要な場合と、塗り替えのメンテナンスが必要のない屋根がありそれぞれ特徴がわかれています。
それぞれ種類別にみていきましょう。

スレート屋根

薄く固い板状の屋根です。一枚ずつ張り合わせています。
今の新築などではコスト面のメリットから、このスレート屋根が主流になっております。
およそ70%の主原料がセメントになっています。

セメントが主原料の為、雨に弱くそのまま放置してしまうと自然に割れてしまう事があります。
材料自体に厚みがなく軽い素材なので耐久性はあまり高くありませんが、塗り替えでしっかりと厚みを付けることによって耐久年数を伸ばすことができます。

10年に一度を塗り替えの目安としましょう

トタン屋根

トタン屋根の瓦棒

金属製のトタンを使用した屋根です。
鉄板に亜鉛メッキ塗装などを施したものもあります。
薄いですが、折り曲げたりすることができ鉄が主成分なのでひび割れなどの心配はありません。

しかし、とても雨に弱く錆びやすい特徴があります。
錆が進行すると穴が開いたりしてしまいます。
トタン屋根もスレート屋根と同様に定期的な塗り替えが必要です。

しっかりと表面の錆をケレンなどで落とし、錆止め塗料を十分に塗布してください。
一度錆びて腐食してしまった箇所は直すことは出来ず、腐食の進行を防ぐことしか出来ませんので
早めの定期的なチェックや早めの対処が必要です。

トタン屋根も同様、10年に一度の塗り替えが必要です

瓦・陶器瓦

粘土を焼いて形作っている屋根瓦です。

特殊な塗料や材料を使っていない無機物なものなので、メンテナンスの必要はありません。
人気ではありますが、なかなか新築時のコストが高いためスレート屋根にされる方も多いです。

しかし、陶器瓦自体は半永久的なものなので後のメンテナンスコストを必要としないのが特徴です。

割れることはありますが、劣化しないため屋根塗装の必要はありません

セメント瓦

セメント瓦-屋根塗装

セメントと砂を混ぜ合わせ作られている屋根材の事です。
1980年代頃によく流行っていました。

スレート屋根よりもはるかに耐久性はありますが、陶器瓦ほど耐久性はありません。表層は陶器瓦よりも荒く、湿気やコケが生えやすく定期的な塗装が必要です。

セメント瓦自体の耐久性は30年~40年と言われておりますが、一度塗り替えているセメント瓦は防水性をアップさせるため定期的にメンテナンスしましょう。

10年ごとの塗装を意識しましょう

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ご自身の屋根はこのなかにありましたか?
屋根のタイプによって塗料も変わってきますよ。

屋根塗装の耐久年数

続いては屋根塗装の種類と耐久年数や特徴について分かりやすくご説明させていただきます。

シリコン塗料の耐久年数と特徴

耐久年数 約8年~10年

特徴
シリコン塗料は一番人気のスタンダード塗料です。
アクリルシリコン樹脂を主原料としており、耐久性も高く汚れやホコリも付着しにくいです。
価格もお手頃な上、高耐久な為コストパフォーマンスに優れています。

こんな人におすすめ

  • 外壁もシリコン塗料で塗装する方
  • 10年に一度の塗り替えを考えている方
  • なるべく費用を抑えたい方

フッ素塗料の耐久年数と特徴

耐久年数 約10年~15年

特徴
シリコンよりも上ランクの高級塗料。
シリコン塗料よりも費用は高いが耐久性を大幅に上回る。
またホコリや汚れが付着しにくく、雨で汚れを洗い流してくれる自浄効果にとても優れている。
塗膜も強靭な為、予算のある方にはお勧めできます。
基本的に屋根は外壁よりも耐久年数が低い為、屋根だけフッ素塗料を使用される方も多いです。

こんな人におすすめ

  • 塗り替えスパンを伸ばしたい方
  • 長くお家の美観を保っていたい方
  • 十分に予算がある方
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屋根の方が若干劣化が早い為、
屋根だけフッ素塗料を使用する方も多いですよ。
目的や予算に合わせて塗料を選択しましょう!

手抜き作業は耐久年数が半減!

表層が劣化し割れている

屋根塗装に関する知識や塗料などお伝えしていますが、手抜き作業をされてしまっては、どうしようもありません。

どんな高い塗料を使用したとしても全く意味がなく、ひどい場合は1年ほどでコケが生えてきた李ひび割れなどが出てきたり
最悪の場合は雨漏りしてしまう恐れがあります。

屋根塗装の基本工程

  • 高圧洗浄(通常orバイオ洗浄)
  • 下塗り
  • 中塗り
  • タスペーサー挿入(場合により)
  • 上塗り

しっかりとこの順で施工されているのか、業者とのコミュニケーションも日々取っておきましょう。

縁切りとは?雨がたまって危険!?

縁切りとはスレート屋根の場合によく確認しなくてはならない部分です。
瓦と瓦の間に一定の隙間を開けておかなくてはなりません。
隙間が無くくっ付いている箇所があると、別の隙間から雨が侵入し雨が抜けず、下地を腐らせてしまったり雨漏りの原因になります。

この縁切りについては必ず調査の段階で確認します。

塗り替えの際の縁切り工法とは?

上記の説明の通り、屋根調査の段階で「縁切り」が行われておらず雨がたまっていたり隙間が無く、くっ付いていた場合は「縁切り工法」と言われる施工法でのご提案となります。

スレート屋根1枚に対し2か所にこのタスペーサーと言われる器具を挿入していきます。

このタスペーサーをスレートの隙間に入れ込むと、下から押し上げ隙間を作ってくれる優れものです。
雨は台風などの吹き上げる風によりスレート屋根の隙間に入り込んでしまいます。
しかしこの器具で隙間を作っておくことによって出口にもなり流れ出てくれるんです。

必ず診断の際に写真で確認しましょう

遮熱塗料とは?

表面温度はかなり下がる

今や主流になりつつある遮熱塗料。
その効果とは一体どんなものかのか。
10年ほど前はそこまで知られていませんでしたが、ここ最近では当たり前のようにプランの中に入るようになりました。
それほど一般の方にもメリットという面でも知られるようになってきたのでしょう。

遮熱塗料の効果とは?

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今や主流になりつつある遮熱塗料。
ぜひとも数ある塗料の選択肢にいれるべし!
また、職人目線で見た遮熱塗料の効果は?

体感温度も分かるかも・・

体感温度が下がる

遮熱塗料を屋根に塗ると夏場、家の中からでも体感温度が下がっているのがわかる!
とネット記事などではよく見かけますが、
実際は分かる場合と分からない場合があります。

工場のようにものすごく広い空間を持っていたり、トタン屋根などの熱を持ちやすい材質の場合は体感温度でも下がっているのが分るでしょう。

室内温度は平均で2~3度程下がると言われています。
その面でもすでにメリットはありますが、表面温度はなんと十数度も下がることがあります。

遮熱塗料は表面温度も下げてくれる

遮熱塗料は室内温度を下げてくれ、節電効果もあると言われておりますが、同時に屋根の表面温度も下げてくれる効果があります。

表面温度が下がると何のメリットがあるの?

屋根の表面の温度が下がる事によって熱による屋根材の変形やダメージを減らしてくれる効果があります。

実は真夏の屋根の表面温度は、靴で歩いてもじっとしている事が出来ない位上昇します。

外壁と同じで紫外線や熱による変形や、その曲がりに耐えられず割れてしまう事もあります。

遮熱塗料にはそういった問題も抑えてくれる効果があるのです。

屋根が常に日にさらされている場合は強くお勧めします★

遮熱塗料のメリットデメリット

メリットデメリット
耐久性が上がる
節電になる
表面温度も下がる
費用が高い
色数が少ない
費用が高い以外ではほとんどデメリットは感じられない

屋根塗装を成功に導くカギ!

屋根は普段なかなか近くで見ることができないことから劣化の進行具合も確認が難しい部分でもあります。
だからこそ、屋根塗装を必ず成功に導けるよう気を付けたい部分やチェックポイントをお伝えします。

提案が少ない業者も多い

業者の見分け方、すなわちしっかりと施工してくれる会社を探す事はとても大事なことです。

悲しいことですが、現実にお客様のことを考えず手抜き工事をしてしまう会社もあります。
見積や外壁調査の段階でしっかりと調査報告を聞き、こちらの不安や意思を伝え十分な提案をしてもらいましょう。

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どんな塗料が良いのか?
その理由は?どんな工程で進んでいくのか?
気になったことは全て聞いてみましょう。

塗装前に劣化部分の補修はされているか

新築から10年経過していたり、前回の塗装から10年以上経っている場合はクラックなどの補修が必要な個所が出てきます。

必ず事前に劣化部分や補修内容を確認しましょう。

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ひび割れや屋根の欠損部分を放置したまま塗装すると、
後に雨漏りの原因になりますのでご注意ください

保証書は発行されるか

工事が終わってもそこで業者とのやり取りが終わるわけではありません。

塗装後数か月で不具合が出てくるケースもあります。
勿論、優良施工業者であれば保証など関係なくお電話一本で駆けつけてもらえるはずですが、保証書という形で安心も頂きましょう。

またしっかりと保証内容を契約前に確認し、納得の上で契約しましょう。

施工写真を撮ってもらう

*上記のように写真と文言で分かるように

いつの間にか工事が終わっていた。
それでは完璧な施工をしていたとしても中身が分からず不安になってしまうと思います。

施工写真を提出してもらうことでお客様も工事の進みが明確化し後のトラブル防止にも繋がります。

最後に

長文にお付き合い頂きありがとうございます。
一生に一度の買い物であるマイホーム。
その皆様の大切なお家を守れるような情報をこれからも発信していきますので、気になるコンテンツがありましたら是非お読みください。

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キヨク塗装店
代表
犬飼 清

愛知県半田市を中心に知多半島から名古屋市で50年。皆様に支えられ私達がいます。
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