外壁の寿命を延ばすなら外壁塗装が断然お得!【重要なポイントと理由】

2色の家の外壁塗装

夢のマイホームを建てて十年以上経過している方へ。
お家にも寿命がありますが、できればずっと綺麗なマイホームであってほしい。100人中100人が同じことをお考えでしょう。
しかし時の経過とともに少しずつトラブルは出てくるものですが、そんな時に思いつく外壁メンテナンスと言えば【外壁塗装】です。
外壁塗装はお家の寿命を延ばすのに欠かせないメンテナンス方法です。
しかし皆様一人一人外壁のタイプは異なりますので、タイプ別に把握する事が重要です。

今回の記事ではマイホームの顔である外壁について詳しく解説していきたいと思います。

外壁トラブル・劣化する理由!

人間にも寿命があるように、住宅にも寿命というものがあります。
例えばヨーロッパなどの住宅は先祖代々受け継がれるのは当たり前の世界で、メンテナンスやDIYを日常的に行っており、築100年以上の住宅はザラにあります。

しかし日本の住宅は、建て替える事を前提として造られている為、50年ほどの寿命だと言われております。
その為、劣化が進行してしまう前にどれだけメンテナンスを出来るかが長持ちの秘訣となります。

外壁が劣化する主な理由

外壁は直射日光からくる紫外線のダメージを年中受け続けています。
それが原因で塗料や外壁のコーティングが分解され剥がれてしまったり薄くなってしまい外壁材は直接ダメージ受けるようになります。
そこから様々なトラブルに発展していくパターンが多く、熱を帯びてサイディングが曲がってしまったり、雨風に晒され鉄部はサビてしまったりなど。
また、雨の侵入を防ぐためのコーキングも経年劣化により剥がれや亀裂が入ってしまいます。

外壁の種類別・劣化ポイント

お家の外壁には様々な外壁材が使用されていますが、皆様の自宅もそれぞれ外壁の種類が異なっていると思います。
まずはどんな外壁の種類があるのか、そしてそれぞれの劣化ポイントについてご説明していきます。

窯業系サイディング

今最も使用されている外壁材と言えばこの窯業系サイディングではないでしょうか。
セメントを主原料としている外壁材で、断熱効果が高くデザインも多い事から全国で標準使用されています。

劣化ポイントは?

手に白い粉が付くなどの【チョーキング現象】が見られたり、経年劣化によりクラック(ひび割れ)などが見られます。
また、サイディングとサイディングのジョイント部分にあたるコーキングも劣化対象になります。ひび割れ部分から雨漏りなどの原因になりますので日頃からチェックしておきましょう。

塗装は可能なの?

可能です。チョーキング現象やひび割れなどを発見したら早めに塗装する事が大切です。

金属系サイディング

金属系サイディングとはガルバリウム鋼板などを型取って成形した外壁材となります。
今は技術の進歩もあり、金属と言っても様々なデザインが存在します。タイル風やレンガ風など窯業系サイディング程ではありませんが、豊富な種類が存在します。
薄く軽量ですが、金属で出来ておりますのでひび割れなどが起こることはありません。

劣化ポイントは?

ガルバリウム鋼板で出来ている為、鉄に比べるとサビには強いです。
従来のようなトタン壁ほどではありませんが、強い衝撃が加わったり経年劣化により錆が発生する恐れがあります。

塗装可能なの?

塗装可能です。材質が金属なので下塗りは錆止め塗料となります。

木質外壁(板張りや鎧壁など)

木材を使用した外壁です。
杉板張りや鎧壁などが有名ですね。古くから使われている事もあり歴史は長いです。
和風住宅などに多く見られます。

劣化ポイントは?

木材は比較的劣化が早い材質となっています。
窯業系サイディングのようにチョーキング現象などは現れませんが、亀裂が入ってしまったり雨が内部まで侵入し、ボロボロと崩れてしまう事があります。

塗装は可能なの?

可能です。サイディングや金属とは工法は異なりますが、浸透性の防虫塗料や自然塗料を使用した塗装が多く使われています。

モルタル壁

外壁をモルタルや軽量モルタルなどで仕上げている外壁です。
左官屋さんが仕上げますが、コテでフラットにしたりウェーブ仕上げなども出来ます。また塗装屋さんが上からスタッコやリシンなどを吹き付け、仕上げることもあります。

劣化ポイントは?

モルタルは固く地震やお家の傾きに弱く、クラック(ひび割れ)などが多くみられます。

塗装可能なの?

はい。塗装可能です。表層の巣穴やひび割れをしっかりと補修した後塗装する事が重要です。

外壁の寿命を延ばすには
張り替えた方が良い?外壁塗装をした方がいい?

外壁を張り替えるのか塗装をするのかは、劣化の状態によって見分けましょう。

全体的にひび割れてしまっていたり、欠損部分が多すぎると補修と外壁塗装だけではメンテナンスが難しい場合があります。
その場合は一度全部外壁を捲って新たな外壁を張り替えたり、既存の外壁の上から新しい外壁を張る「カバー工法」などがお勧めです。
しかし外壁塗装よりもはるかに費用が高くなってしまうなどの問題もあります。

張替えやカバー工法のメリット・デメリット

メリットデメリット
外壁が新しくなる
デザインを変えられる
外壁塗装をするよりも丈夫
費用が高い(200万円を超える場合も)
モルタル壁などは張替えが出来ない場合がある
外壁塗装よりも工期が長い

外壁の寿命を延ばすには外壁塗装がお勧め!

チョーキング現象や数か所のクラック(ひび割れ)・色あせ程度であれば断然外壁塗装がお勧めです。
ご自身で劣化状況の判断が難しい場合はこちらの記事をご覧いただければと思います↓↓

外壁塗装は外壁だけではなく、屋根・雨樋・雨戸・破風板など建物に付随する部分も塗り替えるため、外装が一式メンテナンスできるといったイメージです。
基本的な外壁塗装の耐久性・寿命は約10年と言われておりますが、これはスタンダードなシリコン塗料を使用した場合の目安となり、お客様に選ばれる塗料により耐久年数も全く異なってきます。

塗料グレード耐久年数
アクリル塗料約5年
ウレタン塗料約5年~8年
シリコン塗料約8年~10年
ラジカル塗料約10年~13年
フッ素塗料15年以上
無機塗料15年以上

このように塗料によって約5年~15年以上の差がある為、目的や外壁に合った塗料を使用する事が非常に重要で、
いくら高級な塗料を選んだとしても外壁の素材に合っていなければ、早い段階で剥がれやひび割れなどのトラブルに繋がってしまいます。

水性塗料・溶剤塗料によって耐久性の差はある?

塗料には「水性タイプ」「溶剤タイプ」と大きく分かれております。

水性タイプの特徴
水性塗料は主剤に対し清水を使って希釈(塗料を薄める)し使用する塗料の事です。
匂いが非常に少なく有機溶剤も含んでいないので人体への影響が低くなっております。
ここ十数年で塗料の種類も増えてきた為、水性塗料を選ばれる方も多いです。

溶剤塗料(油性塗料)
水性塗料とは違い、主剤に対し塗料用シンナーを希釈材として使用する塗料を指します。
今は弱溶剤塗料がほとんどなので臭いもそこまで気にはならないと感じます。
溶剤塗料の特徴としては発色が良くツヤの光沢もしっかりと感じる事が出来ます。

15年ほど前は、水性塗料は世間に浸透しておらず一般住宅にはあまり使用されることはありませんでした。耐久性の面でも溶剤塗料には劣っておりましたが今では水性塗料の耐久性も飛躍的に上がり、シェア率でいえば溶剤塗料に匹敵するものがあります。

「水性・油性」基本的に耐久性に差は無い

今の水性塗料・溶剤塗料(油性塗料)の耐久性にほとんど差はございません。
有名な高耐久遮熱塗料の「アスティックペイント」は水性塗料ですし、日本ペイントが誇る「4Fセラミック」は溶剤塗料です。
出来るだけ工事中の臭気を抑えたい場合は水性塗料を選び、溶剤塗料にお好みやお勧め塗料があれば溶剤塗料を使用して構いません。

*しかし、外壁の素材によって水性塗料が塗れなかったり溶剤塗料が塗れなかったりの差はあるので業者に確認をした上で選定しましょう。

塗料以外で外壁の寿命を延ばす方法

上記でが水性塗料・溶剤塗料や耐久性についてご説明しましたが、もちろん外壁の寿命を延ばすのに塗料の選定はとても重要になってきますが、それに匹敵するくらい重要なのが工程や補修作業になります。

外壁の寿命を延ばす工程とは?

外壁塗装には決められた工程があり、よほどな理由がないとその工程を変えることは出来ません。

外壁塗装工程

塗装工程工程別の役割
足場組立外壁と塗装するための昇降足場です
高圧洗浄塗装前は外壁や屋根にホコリ・コケ・油汚れが付着している為洗浄機で洗浄する
補修作業コーキングの打ち替えやクラック部分などを補修する
下塗り中塗り上塗りとの密着力を向上させたり、下地に染み込ませることで強い下地を作る(屋根も同様)
中塗り上塗りお客様が選んだ塗料を中塗り・上塗りと2回塗り仕上げていきます(屋根も同様)
付帯部塗装外壁に付随する「雨戸」「雨樋」「破風板」など細かな部分を塗装していきます
タッチアップ手直し作業となります。どんなプロな塗装しても外壁に雨樋の色が付いたりなど手直しは必ず出てくるので細かく確認します

外壁塗装ではこれだけの工程があるのですが、一つでも欠けてしまうと手抜き作業となりトラブルの原因になります。
中には不当な利益を上げるためにわざと手抜き作業をする業者も存在します。なので業者選びの時点で信頼のおける業者を見つけましょう。
業者選びのコツ↓↓

寿命を延ばす補修作業とは

外壁の耐久性を上げていくには塗料・正しい工程は勿論ですが補修作業も非常に重要となってきます。
初めて外壁塗装をされる方や、何回か塗装をされたことがある方でも補修部分というのは高い確率で見つかります。

コーキングの劣化打ち替え

コーキングは十年以上経過すると高い確率で打ち替える必要が出てきます。
しかし「オートンイクシード」と呼ばれる20年耐久と耐久性の高いコーキング材もあるので予算に応じて検討するのも良いでしょう。
雨漏れに直結する部分でもあり、
「少しの亀裂だから今回は大丈夫かな?」とそのまま塗装してしまうと先にコーキングが剥がれてしまいます。外周を歩いてみてコーキングの劣化状況を見てみましょう。

クラック・はがれ

小さなクラックは下塗りで補修

大きなひび割れから小さなひび割れまでありますが、大きなひび割れはコーキング打ち替えのようにしっかり充填する必要かあります。
小さな無数にあるクラックについては写真のように粘度の高いねっとりとした下塗り材で埋めてくれることがあります。
下塗り自体も補修代わりになり事があるので、状況にあった下塗りを選びましょう。

補修作業を飛ばしてしまったり適当に補修してしまうと、次回の外壁塗装時にさらに状況が悪化している場合もありますので、無料外壁診断などを依頼して劣化部分や補修が必要な部分をあぶり出しておきましょう。

いかがでしょうか。
外壁の寿命を延ばすには「外壁塗装」が断然おすすめとなっています。
前半でご説明しました、張り替えた方が良い場合もあるので少しでも気になる方はお気軽に
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キヨク塗装店
代表
犬飼 清

愛知県半田市を中心に知多半島から名古屋市で50年。皆様に支えられ私達がいます。
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